リンパ浮腫治療

リンパ浮腫と内臓起因の浮腫の比較

リンパ浮腫 内臓起因の浮腫
(心臓、肝臓、腎臓障害など)
慢性でゆっくり進行・局所性浮腫・片側 発症が急・全身性浮腫・左右対称に両側
たんぱく質が多い(間質液タンパク含有量が1g/dl以上)ので二次的組織変性(線維化・さらに硬化現象)起こす たんぱく質が少ない(間質液タンパク含有量が1g/dl以下)線維化は起こさない。代表的な例は低タンパク血症になることが多い
押しても重度の場合はへこまない事が多い 押すとへこむ

シュテンマーサイン<陽性>

  • 自然治癒は少ない
  • 蜂窩織炎の合併が多い
  • 皮膚の色の変化や痛みは少ない
  • 多毛症

シュテンマーサイン<陰性>

  • 内臓機能回復で浮腫も治癒
  • 蜂窩織炎を起こすことは少ない

シュテンマーサイン

浮腫が疑われる部分を親指と人差し指で薄くつまんだ場合、健康な皮膚は皮下組織より表面の部分が薄くつまめるが、浮腫がある場合には皮下組織の厚みを触知する(陽性)。