リンパ浮腫治療

全身性浮腫

全身性浮腫は、おもに内臓疾患やホルモン分泌異常によって生じます。腹水や胸水なども広い意味で浮腫のひとつです。全身的に左右対称にむくみが生じること、疾患が治癒すると浮腫も消失することなどが特徴です。これらは、組織液の供給過剰が原因していることが多いと言われています。
また局所性浮腫に比べて、蛋白質が少ないのが特徴です。

  1. 心性浮腫(うっ血性心不全など)
  2. 肝性浮腫(肝硬変など)
  3. 腎性浮腫(腎障害・ネフローゼ症候群など)
  4. 栄養性浮腫(低蛋白血症;血漿タンパク質の濃度は5g/dl(アルブミン濃度2.3g/dl)以下)
  5. 内分泌性浮腫(甲状腺機能低下症、月経前症候群の浮腫(黄体ホルモンの影響)など)
  6. 妊娠性浮腫(妊娠中毒など)
  7. 薬剤性浮腫(消炎剤など)
  8. 特発性浮腫(原因不明)