医院トピックス

乳酸菌が膣内環境を整える

2024.07.31

以前より膣内の常在菌としてデーデル桿菌(ラクトバチルス乳酸菌)が、外部からの悪い細菌の侵入から膣内の環境を守る事が知られています。
また、近年は腸内フローラが、人の健康に多く寄与していることが活発に報告されています。
そこで、近年、日本やカナダ、オーストラリアなどの研究から、膣内環境に膣内フローラが膣内の細菌感染症に大きく影響していることが分かってきました。その中でも乳酸菌GR-1(L.rhamnosus)、乳酸菌RC-14(L.reuteri)が、膣内環境を良好にして、膣内の調子を整える機能があることが分かりました。

〇乳酸菌GR-1(L.rhamnosus)は、健康な女性の尿道から発見された乳酸菌で、善玉菌の働きを促進させ、臭いやかゆみを繰り返さない環境作りをサポートしている。
〇乳酸菌RC-14(L.reuteri)は、健康な女性の膣内から発見された乳酸菌で、菌の増殖をコントロールし、健やかな膣内環境をサポートしている。

細菌性膣炎やカンジダ膣外陰炎を繰り返す症状などの改善に期待できるものと考えます。

当クリニックでも以上の乳酸菌を使用した機能性表示食品として「LBフローラ」をご用意しておりますので、ご希望があれば、医師、スタッフからご説明いたします