最新のアンチエイジング法(テロメアとサーチュイン蛋白より)
2021.07.08皆さん「テロメア」って聞いたことがありますか? テロメアとは遺伝子(DNA)の末端部にある構造で、染色体を保護する役割を持っているものです。このテロメアが短縮すると染色体の不安定化を起こし、細胞の老化や発がんに大きくかかわると言われています。以上よりテロメアをいかに保つかが、アンチエイジング=若々しく生きていくことに於いて重要なポイントになります。
テロメア長は、寿命や免疫に関与し、環境により変化します。テロメア長を伸ばし、維持する方法としては、1)カロリー制限、2)運動(特に有酸素運動により筋肉内のマイオカイン誘導を促す)、3)性ホルモン(男性はテストステロン、女性はオキシトシン)、4)ビタミンⅮの摂取(代表的なビタミンⅮ食品は、鮭ですので鮭の切り身で1切れでビタミンⅮ3が1500IUになると言われています。目標ビタミンⅮ量は、2000IU/日でテロメアを伸ばすことが出来る)、5)ω3脂肪酸の摂取 などが良いとされてます。
またサーチュイン蛋白は、ヒストンの脱アセチル化を促し、DNAの損傷を防ぎ、長寿関連蛋白と言われています。サーチュイン蛋白は、相対的に糖尿病や癌、心血管病、認知症患者に減少しています。それではサーチュイン蛋白を増す方法は、テロメア延長・維持と類似していますが、1)カロリー制限(絶食)、2)運動、3)レスベラトール、ポリフェノール(赤ワイン)の摂取、4)ビタミンⅮの摂取 などが 良いでしょう。
遺伝子学的アンチエイジング法のまとめ
1)腹八分目の食事 2)有酸素運動 3)ビタミンⅮ(鮭またはサプリメント)の摂取 4)レスベラトール(赤ワインまたはサプリメント)の摂取 等に併せて、適度に日光を浴び、大いに笑い、入浴して、食物繊維を多く含む食品を取るとさらに良いと思います。